+ 月の上で嘲笑う +










世界はおもちゃ箱










 今日は星がきれいだねって、わらって話したのは、いつのことだったかな?
 僕はいつまでもそれを見ていたくて、でも、、いつも先に眠くなっちゃうのは僕のほうが先だった。
 君は呆れて云うんだ。

「そんなことより、早く課題を終わらせなよ、キラ」

 提出日は三日前だったんだからね。
 って。

 ここは月。
 見えるきれいな星は地球だけ。
 けれど、それさえ見ることができるのなら、それで十分だとは思わない?

 そんな台詞で誤魔化されないって?
 別に誤魔化そうとしてるわけじゃないんだけどな〜…。
 僕が本当にまじめにやれば、こんなの早く終わるのに…って、君はいつもそう言うけど、それは無理。普通に無理。
 変な言い方だけど、無理なんだよ。

 だって、面倒臭いんだもん。

 なんていうのかな、やらなければならないものほど、面倒臭くてやりたく無くなったりしない?そういう時に限って、不断はどうでもいいようなことが、突然無性にやりたくなったり?
 だから、僕がゲームに走ってしまうのは、これ極自然なこと…とか云っても、許してくれない…よね?……アハハ。
 そんなに強く睨まないでよ…ちゃんとやるから。

 ところでアスラン。
 僕は今、とってもとっても楽しい計画を立ててるんだけど…君も一口乗らない?
 そう云えば、君は僕と同じように、瞳を意地悪く輝かせて、見を乗り出してくる。
 そろそろハッキングによる情報操作もシステム破壊も飽きてきた僕ら。新しい悪戯を二人で思案中―――って言うほどでもないかな。
 だって、世界はおもちゃ箱。
 ひっくり返せばなにかしら出てくるものだし、起こるものだから。

 世界は限りなく広い。
 広がり続ける世界を、ただ安穏といい子で終わるなんて、つまらないでしょ?
 外宇宙に生命体がいるのなら、ぜひとも会ってみたいよね。
 ついでに下僕にでもしちゃおうか。
 うそうそ、いいお友達になりたいなvv―――なんてね(ニヤリ)

 広がり続ける世界で、僕らは成長し続けることをお互いに制約した。
 いっそ世界に収まらないくらい大きくなりたいものだよね。なんて、笑あったのは出会って少したった頃。
 別になにかを極めたいっていう意味じゃないんだ。
 自分らしく、生きたいねってことかな?

 まあ、そんなことはともかくとして。
 僕の計画はどうやら彼にとっても楽しい余興として認められたようだけど、さしあたり、実行は僕の遅れに遅れた課題が無事提出されてから…ということになったんだ。
 そういうことなら仕方ない。
 面倒臭いけど、さっさと終わらせないとね。
 でもねぇ、アスラン?
 いまさら、こんなことを一から習うのって、かったるいとは思わない?
 アスランって、なんだかんだで生真面目だよね。こんなに性格悪いのに…ああ、うそうそ。頼りになる弟だよね。
 お兄さんは、あくまでも僕だよ。僕の方が、誕生日(ほんとにちょっとだけだけど)先だもん。
 そういうと、君ってばいつも、ぼくのこと甘ったれのくせにって云うんだ。
 同じ歳のなに、いつも子供扱いしてさ。

 ああ、やっと課題も終わり。
 さてと、さっそくこの計画を実行しようよ。
 きっとおもしろいよ。

 名付けて、「鳥は首を傾げて宇宙は燃える大作戦!!」

 なに…その呆れた顔。
 いいじゃない、別に。
 作戦名があった方が雰囲気出るでしょ。

 スローガンは世界はすべて僕の駒。
 最終目標は月から月を眺めよう。

 ああ!!また、呆れた顔した〜!!
 その半眼は何かな、アスラン?(むしろ爽やかに)
 仕方ないから、超重要キャラにて最強最終兵器の鳥型ロボットの命名は君に一任させてあげるよ。変だったら、今の君と同じ顔してあげるんだからね!!
 ちなみにボディの製作は君だよ。
 そういう組みたて系って、嫌いな。んだよね。面倒臭いから。

 ふぁ〜。
 でもまぁ、今日はもう遅いから寝よっか。
 計画はいつでも立てられるし、いつでも実行に移せるしね。

 ん?何?
 えっ?このオーブのお姫様がなんでキャラクターに組み込まれてるのかって?
 ああ、それはね、このお姫様、どうやら僕と浅からぬ縁がおありのようだから…ってところかな。
 父さんと母さん、まあ、うまく隠し通してるとは思うけど…僕の未知を求める続ける「探求心」を侮ってるよね。
 え?―――…酷いなぁ。
 それじゃあ僕の根性がそうとう悪いみたいじゃない。
 安心してよね、アスランには負けるから。
 って、お姫様?
 知ったのは偶然だよ。多分ね。っていうか、僕が偶然だって云ったんなら、計画性なんて完全に闇に葬り去られるんだよ。これって運命。むしろ宿命?
 えへへ。
 アスランにも、これはまだ秘密だよ。
 お姫様にあったら自分で探りを入れてみれば?推理を働かせなきゃね。
 ―――ううん。お姫様はね、僕のこと、知らないんだ。

 さて、このお話しはもうおしまい。
 今夜はもう寝よう。

 見てよ、今日は本当に、星がきれいだよね。












世界は無限に広がり続けている
世界をおもちゃにしたいなら
立ち止まってる暇なんてないよ
僕ら自身も、成長し続けなくっちゃね













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 あとがき +------------------------------------------------------

 黒キラ&黒アスラン。最強最悪真っ黒幼馴染―――を、書こうとして撃沈。
 微妙にスーツCD1&2収録のドラマ「トリィ」をネタにしてみました。
 いやぁ、素敵に意味不明な小説ができました。最近中味のない意味不明な小説が多いですね。
 はい、すみませんです。もっと計画的にいきたいと思います。
 ご意見ご感想ありましたらぜひお寄せくださいです---2003/05/13

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