□ 小噺(小説と呼ぶにはあまりに短すぎる話) □





小噺A〜45話より?

キラ(以下キ):「あのね、あすらん。僕とカガリの遺伝子上では本当のお母さんってことになっちゃう女の人がね…」
アスラン(以下ア):「…キラ、お前、その人のことかなり嫌いだろう……」
キ:「ちょっと、アスラン。僕が今しゃべってるんだよ。途中で話の腰折らないでよ」
ア:「…悪かった……」
キ:「うん。それでね、その女がね」
ア:「……」
キ:「遺伝子上では僕とカガリのおっさん…じゃない、おとうさ、んになっちゃうバカにね、」
ア:「…キラ、お父さんという言葉すら表したくないなら、気にしなくてもいいと思うよ……」
キ:「だから、話の腰折らない!!」
ア:「……」
キ:「そのカバにね、」
ア:「……」
キ:「「最高のコーディネイターであることが生まれてくる子供たちにとっての幸せになるのか」って云ったんだって」
ア:「へぇ……」
キ:「何云ってるんだろうね、その人。幸せに決まってるじゃんねぇ、アスラン。なんでこの僕が他人より劣ってないといけないのさ。でも、あえていうならブルー・コスモスとかっていうウザイのも一緒に片付けておいてくれればもっと僕、幸せだったのにさ。なんでこの僕が、わざわざ、あんなのの掃除をしないといけないのさ!!(効果音:ぷんぷんって感じで(怒)みたいな)」
ア:「……」
キ:「どうせ子供の幸せを願ってくれるなら、子供の身を危険に犯そうとする奴らを方端から抹殺しておくのって、親の義務だと思わない?」
ア:「……」
キ:「一時でもあんなのに笑顔で抱かれたと思うと虫唾が走るよ。まぁ、人間の人格形成は遺伝よりも育った環境の方が重要だっていうから、そこが唯一の救いだけどさ」
ア:「…そう…なんだ」
キ:「うん。アスランと一緒で嬉しいもんvv」
ア:「キラ…(感動)」
キ:「もちろんだよ。だから僕とあのバカとカバと、ついでに仮面との関係を抹消してきてvv」
ア:「もちろんだよ、キラ…(甘い微笑、背景には華が舞っている感じ)」
キ:「わーい。ついでにブルー・コスモスも抹殺だ〜」
ア:「キラ、それはダメだよ」
キ:「ム、なんで、アスラン(唇を尖らして可愛いvv感じで)」
ア:「奴隷がいなくなったら困るだろう?」
キ:「アスランが役に立つロボット作ればいいじゃんん」
ア:「キラは昔、トリィに働かせるなんてかわいそうって言ってただろ?」
キ:「あっ、そうか。ロボットを働かせるって、トリィたちを働かせることになっちゃうんだっけ」
ア:「そうだよ。だから、ね」
キ:「うん。そうだね、アスラン」
ア:「それとね、キラ。キラの遺伝子の上でのご両親のことだけど、カバとバカは酷いよ」
キ:「え〜、なんで?!」
ア:「だって、出産に母体が必要ないっていうは画期的だよ。彼らは確かに救いようのないアホどもだけれど、その研究結果は僕と君にとっても有益だよ」
キ:「?どんなふうに?」
ア:「キラ、僕と君の、二人の赤ちゃんがもてるじゃないか」
キ:「アスラン…」
ア:「キラ…」




―――二人の世界はどこまでもって感じでお願いします(死)


2003.08.30
突発的に思いつくものなんてこんなんばっかりですよ。途中からアスランの性格も変わってます。初めはアスランだけでもまともな精神を持たせておこうと思ってたのに…。最後はキラにアスランをけなさせて終わるか迷いました。





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