+ 機動戦士ガンダムSEED感想-第26話〜第30話 +
26 | 「モーメント」 | 2003/03/29 |
今日は総集編なので、ついでに昨日(3月28日)発売しました「起動戦士ガンダムSEED@すれ違う翼」の感想も一緒に書いちゃおーかなvvとか。 いえ、だって小説の方の感想も今日の感想も、一方だけだと更新したと云えるほど内容があるものにならなそうな気がするし…。 さて、まずは小説の感想。 思った(というか、ツボだった)のは、アニメにも負けず劣らず、むしろそれ以上にアスランがキラ、キラ云ってたところです。 思うことはひたすらキラのこと。 彼にはこのままキラ一筋で最終回まで変わらず突っ走って欲しいところです。キラを忘れるくらいなら別に成長してくれなくてもいいです(酷) そしてキラの心の崩壊振りが…。 少しずつ、少しずつ、キラの心が悲しみや痛みに傷つき、壊れていく様が、アニメを見るだけよりも如実に分かるというか…。ううう。 さてさて。総集編恒例って、まだ二回目ですが、いつもより30分繰上げで放映。あんまりして欲しくないことですが、潰れるよりはいい…のか? さてさて。メインのアニメ感想に行きたいと思います。 え〜…なんか不意打ちのように突然始まってびびりました。本当にびっくりしました。 そして総集編は前回と同じように、話は進まないけど今まであやふやにあっという間に過ぎてきたことをきちんと順序だてて説明してくれるので、そこは嬉しいですね。 しかし…始まりも突然でしたが、CMへの以降も突然で。どうしたんでしょうか、今日は。音狂ってないですか? 音といえば最後の方に入ったT.M.R〜の曲(タイトル見落としました)。聞き取りにくい部分もありましたが、また聞きたいな〜と思いました。 キラについて。 キラは本当に普通の子なんですよね。 ただ他の人よりもひたすら優しくて、優しいから、誰も見捨てられなくて。でも強いから、投げ出すこともできない。目を逸らして逃げることも選べない。 おそらく、キラは人一倍傷つきやすいんだと思います。誰かを思いやれる優しさは、他人の思いを理解して受け止められる強さを伴っているが故に、痛みから逃げずに立ち向かってしまう。そして、キラはまた傷ついていくんだと思います。 もしかしたら、キラは(自分でははっきりと気づいているとは云い難い)意識のどこかで、フレイのキラへの思惑に気がついているのかもしれません。守りきれなかったたくさんの人を思うたびに自分を責め、キラは自分自身の不幸を、懺悔する代わりに望んでいるのかもしれない。そして、もしかしたら、キラ自身、フレイが云うように自分がそうなる(戦って、戦って、死ぬ)べきだと、昏く考えている部分があるのかもしれない。そんなふうに思えるときがあるのです。 少なくとも、キラは、自分が幸せにのほほんと微笑って生きて、のほほんと幸せの中で死んでいくことが許されるんだとは、今の状況の中では無意識にだろうですが(そんなこときちんと意識して考えられる余裕が今のキラにあるとは思えないので)思っていないんじゃないかな、と。 しかし…あれだけの誹謗中傷投げつけられて(最後のキラ(コーディネイター)への、誹謗中傷総まとめは…聞いてて嫌になります。つらくて。…しかし、ものすごくフレイがでばっているというのがやはりというかなんというか/--)、それでもその人を信じられるキラは…すごいとは思うけど、それ以上に、痛いです。 キラが(実際にそうなるのはとても複雑なのであれなんですが)自分をむりやりガンダムに乗せたマリューとか、フレイとかを単純に恨んでしまえたら、この痛ましさは形を変えるのでしょうが。 ええっと。第11話の「目覚める刃」の感想を読んで頂ければ分かるのですが、以前そこで、私はイザークがキラに負わされた傷を手で押さえて「いたい、いたい」と言っているところについていろいろ書きましたが…。今回、それに加えて新たに、イザークのあの台詞の中に、自分が傷を負わされたということと、彼がその傷を残している理由である悔しさとか恨みとか、絶対に借りを返してやるといったような(なんか書いててどうにも違う気がしてしっくりきてないのですが…。うまく言葉にできないのはいつものこと)強い決意とか思いが込められているように感じました。 ただ痛みに喚いているのではなくて、そこからあふれる自分の感情を、決して忘れないように刻みつけてるというかなんというか…むにゃむにゃ。 他にもいろいろ思ったことはあるのですが(特に最後の最後のダイジェストはもう本当に、いろんなことをとめどなく思いましたとも!!今日はそこが見ててもっとも楽しかったと思います。やっぱりアニメは動きがあると見てて楽しいです)あまりにも一度にいろいろ考えたために、うまく言葉にできないままに消えていきました。 いや、ナチュラルとコーディネイターの確執とか、戦争とか、本当にいろいろ考えたです。 次回予告。 また急展開っぽい? 「SEED」の意味が明らかになるみたいですので、ちょっと期待に胸膨らませようかと思います。キラの私服姿もまた見れそうですしvv |
||
27 | 「果てなき輪舞(ロンド)」 | 2003/04/12 |
まずはOP感想。前回と同様にCMで初お目見え。 なんか微妙です。 感想を書けるほどきちんと聞いてないので、やっぱりここは保留ということで。 意外だったのは、前回の続きから始まったところでしょうか。 初めてじゃないですか?ここまで続き!!というつながりで始まったのは。 今まで前回から突然の場面転換が普通だったので、逆にものすごくびっくりしました。その後はなんか前回までのあらすじ説明で終わったかな…という感がなきにしもあらずでしたが。 あえて突っ込まずにさくさく次へいきましょう。 今回はよく知らない人がいろいろいろいろ語っているですね。 ぶっちゃけ聞くだけでいっぱいいっぱいでした。面白かったのでぜんぜんOKでしたが(笑) AAの指揮系統の人的問題。資質と適正。 ザフト勢力圏内で無事だったのは偶然とキラとストライクのおかげ。 ―――今までたまりにたまっていた事実をずばずば云ってくれてすっきりした気分です。 けれど、事実を語っているところで、その時の映像が流れて。 キラの慟哭、みんなの葛藤や悲しみ、憎しみ、必死の決断とそれに至る思いはどこにも残っていないのだと、寂しくなりました。 SEEDの意味が出たけど、意味を理解はできませんでした。日本語で云って…。 誰か意味を教えてください。 キラが変な研究所とかに送られそうな展開にいきそうで、一瞬ビビリました。 本気でドキッとしましたよ。その後で最後の記録を削除してたので、ほっとしましたが。 まるで同人の世界を本編でやってくれるかのような台詞じゃなかったですか?(笑) アストレイ登場。 あれで倍近く早く動けるようになった…ということは、どういうことですかい。 んでもってストライクのように強くしたい。……無理でしょう。だって、キラには誰もかなわないから(←キラ至上主義モード全快発言)。本当に言いたいことの意味は違うと、もちろんわかっております。 別にいいけど、どうしてわざわざ搭乗者にあのような子供を選んだのですか?サポートシステムのOSを子供に委託する会社ってどうよ? 頭はやわらかそうだけど、意地は悪そうでした…というのは、私の偏見でしょうか?大人の余裕でカガリを丸め込むところは好き。相手にしてないですね。 さて。ぜんぜん噂を聞かなかったED。タイトルはもちろん、アーティストも知りませんでした。 OPのこともあり、「どうかな〜」と実はぜんぜん期待してなかったのです。以前のED(「あんなに一緒だったのに」)が本当に良かったので。 でもって最後に流れ、「お?――おお」っと、目を見開きました。 絵が前回同様だったのは、あの絵が前回のEDにものすごくぴったりだったので今回の曲に合わせてみるとどうしても違和感が消えないのですが、それはもうどうしようもないかな…と。 初めから今回の曲であの絵だったらそれはそれで見れたのだとも思うので、できれば新たに書き起こして欲しかったという思いはありますが、まあファンのわがままだということもきちんと理解できる思いなので、あえてこれ以上は云うまいといった感じです。 今回のEDは「RIVER」だそうで。石井竜也さん(でいいんだよね?!)ですね。 下に聞き取れる範囲内で歌詞を書き留めてみました(どんな感じかな〜と考えるために)。 「何もかもうまくゆかないもどかしさに抱え込んだ膝小僧。 悔しさをこらえて、涙に震えて、泣いた夜が明ける。 そう、確かに君の云うとおりだよ。 今なら引き返せる、けれども、つまらない意地を張り続けている。 歩き始めた以上諦めない。もう一度この手にチャンスを。 すべてこの胸の中にしまっておこう。夢が叶うまで。」 OPはここまでする気力湧かなかったのでそのうち感想も書くでしょう…と言うことで。ED感想。 今回のEDは、それぞれの(私には特にキラの)静かな決意を歌っているように感じられました。 覚悟を固める以前に、戦争に身を投じることになってしまったキラは、本当になんども、守りきれなかった悔しさや、恐怖、アスランとのこと、両親や友人こと、こうなってしまった運命に、数々のことに涙を流し、震えて日々を過ごしたことだろうと思います。 そして、最終的には戦争への疑問や、武器を取って戦うことへの拒否感、誰かを傷つける現実への悲しみと痛みなど、そういった『優しさ』を押し込めて、ただ『今』を見据えて、行動していくことを決意する。実際にこれからキラたちがどういった方向へ進んでいくことになるのかは分かりませんが、そういうことを暗示したものでもあるのだろうなと。 以前のEDと今回のEDは、云っていることの根本は同じではないかと感じています。 キラとアスランの関係の過去からアニメ本編への移行が前回にあり、今回はその後から歌詞が始まっていると。 そして、最後に書かれているのは現在の彼らの姿。 戦争の中ではキラやアスランの持つ『優しさ』は、ただ静かに閉じ込めて。そうすることを自ら選んで。ひたすらに、自分の中で作り出した『決意』を胸に歩いていく。 もっと言葉を尽くして書きたいのですが、あまり言葉を尽くしすぎて逆に本当に言いたいことから遠ざかるのも嫌なので、このへんで止めておきます。 「あんなに一緒だったのに」の方も歌詞聴いて書いてみたのですが、そっちはいらないかな〜と削除。消すのは一瞬の作業ですね(遠い目) 次回予告。 キラのお父さんとかお母さんとか出てくるのかな?! フレイとキラの関係切れるのかな?!! ちょっといろいろ期待気味。 実際に戦っているよりも、プログラムとかいじってるほうが、同じ戦争に携わるということでもキラにとってもいいのでしょうか。ちょっと写ったキラの表情がどことなく楽しそうなのを見て、やっぱりキラはプログラムとかの方面が純粋に好きなのかな…と。 タイトル『キラ』。 それだけでかなり心が弾んで嬉しくなっている自分に苦笑しつつも、心は弾みっぱなし。 変にいろいろつけるよりも、ただ名前を一つだけのシンプルさが、変に言葉を語るよりも何よりも、よりいろいろ語るタイトルに(スクライドのようにね)なってくれていると嬉しいと思います。 ところで。 繋がる時へ立ち向かえ…って、嫌でも立ち向かわなきゃいけないところに追い込んだ人間の声で言われると…なんかね(苦笑) |
||
28 | 「キラ」 | 2003/04/19 |
OPいいですよね。(笑) 先週も思ってたのですが、とにかくキラとアスランが対になって描かれている場面が多くてvv新しいOPムービーに気をとられてて、っていうか、それを見るのにいっぱいいっぱいで、OPの歌詞(曲含めて)を聴く余裕がなかったのですが、とりあえず、曲は素敵です。 なんか、ガンダムって感じがしました(私の独断偏見のガンダムイメージで)。 でもって歌詞。 「言葉見つけられず、思わず触れた肩先。君は何も云わずに、冷たく振りほどく。 ほんの些細な誤解から、幼い愛は崩れていく。そんな悲しい顔を見たくない。 夢さえなくしてもその微笑だけ捨てないで。この胸、輝いていて。 いつか、違う僕ら。この手で築く未来は。必ずこの場所で。君がどこにいたって。 だけど、今は、二人切なく。逸らした瞳。出会えることを信じて。」 こんな感じ? どこで切っていいのか分からないのですが…なんか、意味が掴み難いというか…何というか。 ―――とりあえず。どこにいたって、どんなに違う道を歩んでしまっても、どれほど離れてしまっても。キラとアスラン(またはその他のいろんな人たち)が、出会えるといいな…と、思いました。 しかし…OPムービーに本当にニコルがいないよ。どうなるんだろ…(怖) 「これだけの力を持ち、あんなことをしたのに、未だにプラントにも地球軍にもどっちにもいい顔をしようとする。ずるくないか?いいのか?!それで!!」(カガリ) 結構難しいことを云っているとは思います。意見も分かれるところでしょう。 けれど、私は戦いから逃れること、戦いに参加しないことを選ぶこと、戦うことから逃げることを、ずるいとは思いません。 オーブが戦争へ参加すれば、オーブで日常を過ごしている人々は、モルゲンレーテにいた民間人のような目に合う。カガリは、自分の父親に、自分の国に、民にそうなる状況へ歩んでいけと。そう云っているも同然なのだと、気がついているのでしょうか? 周りが戦争をしているから、苦しんでいる人がいるから。だから、自分も辛く苦しい思いをしないといけない。そういう状況を味合わなければいけない。それは違うと思います。 戦うことを選んだ人間がいて、キラやその両親がそれを拒否したように、戦いを避けることを選んだ人間がいる。戦うことを拒絶した人間が、戦うことを自ら選び取ったものと同じ痛みを味わう必要は、どこにもないはずです。 戦うことの辛さ、悲惨さを拒絶してオーブに来たのですから。 その辛さを受け入れられず、安穏と暮らしている人間を責めるのであれば、その人は、初めから戦うことを選ぶべきではなかったのです。 「カガリは戦いたいの?」(キラ) このキラの台詞に、一瞬どきりとしました。カガリはなんと答えるのだろうか…と。 そのカガリの答えは「戦争を終わらせたいだけさ」でした。 アスランと同じことを、奇しくも二人はキラへ語ったわけです。 アスランもカガリも、同じところから戦争へ参加すること、戦うことを選んだんですね。 けれど、その二人の台詞は、キラが尋ねたとおり、まるで、戦争をしたいかのように見えてしまうんですよね。 矛盾が生じているのですが、それでも、二人は戦うことでしか戦争を止める術を見出せないと結論付けてしまったのだと思います。 戦争を止めるためか否か。キラにとって、それは関係ないのだと思います。 キラにとって、「戦い」は「戦い」でしかなく、「戦争」は「戦争」でしかたりえない。それ以上にも、それ以下にもならない。そういうものだと思うので。 「そうだね。でも…戦っても、終わらないよ。戦争は。きっと。」(キラ) 戦っても戦っても、戦いは終わらず、むしろ戦えば戦うほどに、戦いが泥沼化していく現実の中にいるキラだからこその、台詞だと思いました。 戦いで戦いを終わらせることができないと、キラはわかっている(痛感している)んだろうと思います。戦えば戦うほど、悲しみや怒りや憎しみが増えて、戦うことをやめることができなくなってしまうその泥沼状態に陥っていくことを感じながら、それを目の当たりにしながら、それでもどうすることもできないキラだからこその、台詞だと思いました。 「名前を聞いてもしやと思ったが」カガリパパ。 「二度とお目にかからないという約束だったのに…」キラママ。 「兄弟のことも」 「子供たちは出会って」 ここまでいったんだから、明かしちゃってよ!!そんな気になるキーワードばっかり断片的に出してばっかりいないで。そんなことばっかりやってると、本当に真実明かすタイミング逃して、逆にしらけさせちゃうんだからね!! ってことが、本当に多いですよ。サンライズは特に。 「もうやめて。もうやめようよ。僕たち、間違ったんだ。」(キラ) キラは、フレイの思惑とか、闇とか、気がついていたのでしょうか?知っていたのでしょうか? 「僕たち」と言ったキラ。それはつまり、キラも、フレイと同じ、昏く沈んだ心を、同じく闇に囚われた誰かと、慰め合いたかったのでしょうか。 「もうやめて」それが、昏い闇に囚われたフレイへの、キラの愛情なのだと思います。 すごい。 あんなに、のろのろへぼへぼな動きしかできなかった(言い過ぎ?)MS(アストレイ)が、おんなじ人が乗ってあの動き。 すっごいキラ!! あくまですごいのはキラだけ(だって他の人別に何にもしてなさそうだし…)。 「こんなことばっかりやってます。僕。―――できるから」(キラ) この台詞に、それまで「軍人でもお前はお前だろうが」と仰っていたフラガ少佐も、口篭らずを得ないようでした。何かを云おうとするフラガ少佐。でも、そのすぐ後にマードック軍曹がきて、キラにまた仕事(?)を与えていく。 「できるから」それをやらざるを得ない。 そして、キラに最初に「自分にできることをやれ」と云ったのは、フラガ少佐だったんですよね。そういえば。 そんなことができなければ、もしかしたら死んでいたかもしれない。でも、戦わずにすんだかもしれない。軍に志願することもなく、オーブに避難できていて、両親に会えてて。 自分が戦わないことで失われる命もあったかもしれない。けれど、自分が戦うことで失うことになった命が助かったかもしれない。AAが捕まっても、民間人は保護されたかもしれない。あの小さな女の子も、死なずにすんだかもしれない。 親友のアスランとも、戦うことはなかったかもしれない。 「それでも守れなかったものがたくさんある」(キラ) 結構初めの方で(カガリと自販機の前で会話中以前?)キラがそう零しましたが、戦っても戦わなくても、守れないものがあるんですよね。 戦えても、戦えなくても、守りきれないものはどうしたって存在する。 「戦って辛くて。守れなくて辛くて。すぐに泣いて」(フレイ) その言葉が、つまりそういうことなのだと思います。 できるから戦う。できなければ戦わずにすんだかもしれない。 守る力があるから、守れないことが何よりも辛い。そんな力さえなければ、仕方がないで済んだかもしれない。ただ、哀しいだけで済んだかもしれない。 「今、会うと、言っちゃいそうで、嫌なんですよ」 「なんで僕を、コーディネイターにしたの…って。」(キラ) 第一世代でなければ。こんな時勢でなければ。 なぜ、この時勢で、第一世代のコーディネイターという存在を生み出したのか。 ナチュラルは両親で、コーディネイターは自分で。 どちらにもつくことができなくて、どちらを見放すこともできなくて。けれど、どちらも無条件に受け入れてはくれない。 なぜ、自分をそんな状態に、生み出したのか。 本気でキラがそう思っているわけではないと思います。どうしようもない、悲しみや痛み、憤りを、きつい言葉をぶつけることで、そうして両親に八つ当たりしてしまうことが、両親を傷つけてしまうかもしれないことが、それが、キラは怖いんだと思います。 嫌なんじゃないかと、思いました。 トリィにはアスラン探知機がついてるのか? キラがどこにいても、かならずトリィに導かれてアスランのもとに辿り付けるように!!つけたのか?!!アスラン!!!(笑) ところでニコルさん。鳥形ロボット?それともロボット鳥?なんか語呂悪いです。 トリィをアスランから受け取ったキラの表情が、あの桜の中での表情と同じくお美しい(笑) 今日はタイトルの通り、キラがいっぱいで嬉しかったです。 キラのいろんな思いが聞け、そしてまたキラをめぐるいろいろな謎が動き出した。まさにタイトルにふさわしい(というか、タイトルが内容にきちんと合っていた)回だった気がします。 「昔、大事な友達にもらった、大事なものなんだ」 キラのその台詞に、ただ、「そう…」としか答えられない。 お互いに、名前を呼び合うことさえできない。 誰よりも大切で、誰よりも合いたくて、やっと会えたのに。 戦ってばかりいる。 殺し合いをしなければならない。 「あんなに一緒だったのに」に合わせて流れたキラとアスランの戦うことでの邂逅が、まさに「あんなに一緒だったのに」という思いがして、切なかったです。 うう。 なんか今日はまだまだいっぱい書きたいことあるのですが…長いので強制的にカットです!! |
||
29 | 「さだめの楔」 | 2003/04/26 |
今までけっこういろんな人が感想で書いてて、今更な気もするのですが…ラクス衣装デザインしましたね。ちゃんと気づいてましたよ(笑) でも他のこといろいろ書いてるうちに、そんなことはすっぱり忘れ…。 新衣装は和服っぽい感じかな?忍者(かげろう○銀/笑)に見えるです。 ウズミさんはガンダムのこと知らなかったんですね。きちんと国民が巻き込まれることを考えてました。……ということは、やはりカガリちゃんは世間知らずのお姫様…。 同じお姫様でもラクスとは大違い(彼女は政治家としてもかなり厳しい面を持っていそうです)。 アスラン。AAがオーブに絶対にいるということを確信。みんなが疑っても確信。理由はいえないけど確信。っていうか、「確証がないなら」ってニコルの台詞。これ以上ないっていう確証見つけちゃったんだよね…。 そんなわけでニコルや他のザラ隊の面々に余計な誤解とイライラを与えることに。 イザークとディアッカの掛け合いはやっぱり見ていて楽しい。純粋に楽しい。 でもディアッカって、何考えてるのか、いまいちよくわからないです。 ニコルさん。アスランはAAがもしかしていなかったらという不安は微塵も感じてないっす。っつーか、どんどんニコルが死んじゃいそうな雰囲気に…。 ―――と、前半に書いたら…まさか今回。 なんの予告もなく。 タイトルにさり気ない伏線も何もなく!! それはいくらなんでもあんまりというかなんというか!!!!!(ちょっと落ち着かせてください。感想は下で) ユニウスセブンのニュース。 これが、たくさんの優しい人たちを、戦場に呼び寄せるきっかけになってしまった。 たくさんの優しい人たちが死んで、たくさんの優しい人たちが殺すことを選んでしまった。 トール。 トールが〜!!!―――とある噂で「トールが…」という話を聞きました。 シュミレーションだってばっちり。大丈夫だ、と云っていた彼。 実際に戦場に出て、彼はそれまでAA艦内で感じていた以上の、はっきりとした恐怖に襲われたのだと思います。 カガリがスカイグラスパーで出陣した時と同じように。 そして、キラがいつも味わっている恐怖と絶望を瞬間に感じたのかもしれません。だからこそ、ブリッツに攻撃をしたのだと思います。 けれど、一度表に出たら、敵(特にイザークとかあたり)は素人だとは決して見てはくれません。自分でしか、自分を守れない。 彼にそれができるのか…不安で仕方ないです。 トールはミリアリアと一緒で、とてもいい子だと思います。好きなんです。なので哀しい結果はやめてください(ニコルだって死ぬ必要ないじゃん。主要キャラで絶対最後まで出ると思ってたのに) 他に死んでもよさそうなのいっぱいいるじゃん(酷)。でも、そういうキャラだと死に重みというか、意味というか…そんなのが薄くて、成長させるべき、考えさせるべきキャラ(キラやアスラン)へのインパクトが薄くなっちゃうから、意味ないんだろうなぁ…とか。 ウズミさん。 「それほどまでに戦いたいのか」 「お前が戦えば終わるのか」 「銃を取るばかりが戦いではない」 「打ち合っていては何も終わらん」 キラとアンディの言葉がカガリの脳裏に浮かびます。 彼らが実際に戦場に立ち、死と隣り合い、優しさに傷つけられ、優しさに傷つき、実感したこと。悟り得た答え。はじめから、感じていたこと。 戦争では戦争を終わらせられない。 それを、カガリはようやく、自分の中にきちんと刻むことができたのでしょうか。 「おまえ、どうして会ってあげないんだよ」(カガリ) 「今は、ごめん。今は、僕…」(キラ) カガリの服がおもしろくてびっくりしました。 どうして会ってあげないのか。 どうすれば、会うことができるのか。キラは、アスランと戦っていて、次には打つ覚悟もしていて。両親は、アスランのことも知っていて。亡くなったアスランの母親は、キラの母親と仲が良くて(スーツCD参照)。その子同士は親友で。(この後の場面で明らかになりますが)この後は必ず、アスランとの戦闘になることを確信していて。 どうすれば、会えるようになるのでしょうか。 どうして、戦争が終われば、会えるのでしょうか。 「お前、死ぬなよ」(カガリ) この時のカガリさんの表情が素敵でした―――なんか悪役っぽい。ってか、格好いいです(笑) 「大丈夫。もう、大丈夫だから」(キラ) この後の戦闘シーンを見ても、キラが精神的に随分と成長し、回復しているように見えました。 おそらくは、アスランと出会ったことによるのだと思います(もちろん、オーブで先頭から一時開放され、随分いろいろと考える余裕があったことにもよると思いますが、決定打はアスランとの邂逅だと思います。 それと、最後に両親を垣間見れたこと。 今までぎりぎりに張り詰めていたものがほぐされ、漠然としてしまっていた大切なものがきちんとした形を成し、いよいよ覚悟を固めた。 そんな感じでしょうか。…なんか今日は(いつも以上に)曖昧な表現で感想かいてますね。 「領海を出れば、ザフトの攻撃、始まります」(キラ) やっぱり、アスランが来るって、キラも分かってて、覚悟してたんですね。 キラと、アスラン。お互いに、お互いが覚悟を決めたことを感じてたのだと思います。 お互いに…こんな覚悟ばっかり。 誰も何も知らないけど、自分たちが知っている。 それが、それだけが、それだけで、十分なのでしょうね。これ以上ないほどの。 戦闘シーンで挿入されたT.M.Rの曲(「Meteor-ミーティア-」)好きです。 やっぱり戦闘シーンは好きだな〜(今まで散々シリアスに感想書いてきて、結局これ/汗) ディアッカとイザーク簡単にやられすぎ。 いつもいつも口先と自尊心ばっかりじゃないですか!! なんなんですか、この二人は。本当にザフトでも特に優秀な少年兵なのですか? しかも今回も前回も、直接ストライクに足蹴にされてるし。 ガンダム対ガンダムなのに。 4対1(3?)なのに。 兵士対素人(?)なのに。 でもキラが強くて格好いいからもう何でもいいや(ストライクが華麗に舞ってる(爆)と胸湧き躍って嬉しいです) ニコル。 アスランがあの時…あそこまで意地(っていうのとは絶対に違う気がします。なんて云えばいいのでしょうか。何か…どこか、自棄になっているようにも見えました)にならずに逃げてれば。もしかしたら彼は死なずにすんだかもしれない。 それはミゲルのときにも云えたこと。 キラもアスランも、大切なものを、どんどんなくしていく。 |
||
30 | 「閃光の刻」 | 2003/05/03 |
毎週書いといてなんですが、読んでる人いるのでしょうか? いや…書きたいから書いてるだけなんですが…。 最近っというか、OPを見てて、かわいいキラたんもいいけど、かっこいいキラが書きたいな〜なんて思っているゆうひです。 敵とか味方とかではなく、悲劇の主人公でもなく、むろん暴走でもダークでもなく、とにかく「キラ」を「かっこよく」書きたいと、最近常々思います(小説なんて全然書いてないですが)。 前回ニコルがお亡くなりになり、今回トールがお亡くなりになり、ディアッカは捕虜になり。 アスランはイージス自爆させて漂流っぽい(次回でオーブに漂い着いてそうですが)。 イージスの爆発でキラはさり気なく生死不明(いや、生きてるのは間違いないですが)。 身元無事なのはイザーク(さり気にいつも役立たずってか、一番のやられ役。口癖は「くそうっ」)だけ。 そろそろOPの新キャラが出てきそうな雰囲気がぷんぷんですね(って、いい加減そろそろ出てこないと活躍の場ないでしょう)。はたして彼らは初期から登場の五人(キラ、アスラン、ニコル、イザーク、ディアッカ)に並ぶことができるのか?!!(無理っぽい←私的予想) そんな感じで今回はいつもに増して感想の順番がめちゃくちゃです(話の流れを辿らず、あっちに行ったりこっちに行ったりします)。 ニコルがお亡くなりになったとき、キラとアスランは通信交わしてたんだから、アスランの慟哭が聞こえてきていたんだと思うのです。 それは、キラにとってただ敵を倒したということではなく、見ず知らずの誰かを殺したということではなく、友達を殺しちゃったようなものなんですよね。知らない誰か(他人)を殺すことと、知ってる誰か(他人)を殺すことは、同じ赤の他人を殺すことだけれど随分とおこすものが違います。 だから、キラはなんどもバルトフェルド氏の言葉を思い出すのでしょう。 戦場という地で、敵同士という立場で、キラ自身問いかけ続け、そして決して答えの出ない問いかけを、死して尚、問いかけ続ける彼のことを。 なんだかんだでザフト四人組は絆が強いんですよね。 喧嘩するほど仲が良いの典型?兄弟みたいな。(笑) 哀しいけど、やりきれないけれど、イザークが涙を流して、ディアッカが敵討ちを思って、アスランが嘆いて、今までの自分をむりやり納得させようとしてた意思とは違う、キラを討つという「誓い」にも似た決意を固めて。 ニコルはとても優しい人で、それはキラやアスランのみならず、イザークやディアッカも同じなのだと思います。この戦争に参加している(この作品でメインとして描かれている主人公たち)みんなが、誰より優しいはずなんです。何より優しい人が死に、何より優しい人が殺さねばならず、何より優しい人たちの悲しみが、つまりこうして戦争の激化を招いたんですよね。 ユニウスセブンの悲劇が、ニコルの、そして今回のトールの死によって(たしかに規模としては些細な小さなことになってしまうかもしれませんが)再び繰り返されたことになったのだと思ったとき、小さな「ユニウスセブンの悲劇」は戦中にあって常におこり、だからこそ戦争が終わらないのだと感じました。 大切な人の死によって、一番掛け替えのない人を憎まないといけなくなる。 二人の種がはじけて割れたときに、キラは怒りと憎しみと、そしてトールが殺されたことの悲しみに涙をためていました。すごく切なくて、胸が締め付けられるようでした。 けれど、キラもアスランも、それ以上に、お互いにとってもっとも大切な人を殺したいほど哀しくて、辛くて、殺さなければいけないほどやりきれなくて、道がなくて、それでも大好きで、大切で…。 アスラン、ニコル、イザーク、ディアッカ。 ニコルが死んだことによって現れたアスラン、イザーク、ディアッカの嘆きと怒りが、彼らが彼らなりに、戦場という異常生活における共同体としての絆を持っていて、その絆の切なさが、せめてもの救いのような気がしました。 あ〜ちょっとどうでもいいこと。というか、時間軸が戻ります。 サイの瞳って蒼かったの?!アイス・ブルー?(いまさらかもですが)びっくりしました。なんだかすっごく、びっくりしました。 でも、和気藹々と談笑しているトールたちが、ちょっと切なかったです。 フレイ。 未だに戦闘が始まると枕頭に被るって…。どうなんですか? でもフレイって、今もサイが好きなのかな?それともキラのことが本当に好きなのかな? なんかわかんないです。乙女心ってよくわからないです。 「僕は、君の…敵?」 「そうだね、アスラン」 どちらもニコルを討った後のキラの台詞です。今日の(ゆうひの)一押し台詞(次点でアスランの「(キラ)お前を討つ」です。むしろそのときの彼の表情がナイス(ツボ)でした)。 キラとアスラン、お互いの距離はどんどん離れていき、にもかかわず、その絆はそれでもまだ繋がっているのだと、何も変わってはいないのだと、トリィが訴えているように、最後の体現者のように見えました。 なんで急に導師様?(←本当に不思議だったのです) アスランも種割れしました。 キラだけじゃなかったのですね。 嬉しいのとがっかりなのとで胸の中がぐるぐるしてます。複雑。 ニコルが死んで、トールが死んで。キラもアスランも、もう戻れないところにいて。 なんかすごくやりきれなくて、切なくて、泣きそうで。 今まで二人は幾度となく戦場で相対してきましたが、今回のはいままでのそれらとはまったく違うんですよね。 それまでは、お互いに引こうと思えば引けたんです。 感情的な面において、和解することが可能だったし、本当に本気で相手を討つことに納得もしていないし、求めてもいない。 けれど、もうそれがお互いに、自分自身が許せないんですよね。 お互いに繋がってて、でも、お互いに、もう隣同士に立って歩いていけないって。 あああ〜だめです。うまく言葉にできません。ごめんなさい。 なんかもうですね、後半のキラとアスランの戦闘シーン見てて、今日はきっと感想まともに書けないな〜と思ったんですが、やっぱり書けなかったです。 とにかくもう切なすぎて胸が苦しいです!!哀しいです、辛いです!! 次回予告。 慟哭の空…。 云いたいことは一つだけです。「やっぱりアスカガは避けられないのか…(遠い目)」 気になることは一つだけです。「ディアッカとキラ、お話しするかな?(どきどき)」 |