+ 機動戦士ガンダムSEED感想-第31話〜第35話 +
31 | 「慟哭の空」 | 2003/05/10 |
アニメー○ュ(笑)にて何やらファン投票の一位を総なめにしたっぽいSEED。そしてキラ。 おめでとうございます。 ぜんぜんそういうのに投票しないゆうひですが、かなり喜んでおります(笑) しかしそんなファンの懐を寒くしようと画策する彼らのバック。 今月はたくさんのSEED関連のCDとかとかいろいろ発売されますが、まあ、最近ではどこででもなんででも定番の「初回限定封入特典」に、かなり泣きそうです。 酷いよ。 こんなにSEEDを愛しているのに、なんでこんなに冷たい仕打ちを受けるのですか?一ヶ月ごとにあんなにたくさんいろいろ発売することないじゃないですか!! 次のスーツCDはラクス。他にもいろいろ素敵初回特典vv きっと結局、買うと思われます(罠にはまって抜け出せない模様/泣) さて。 それはそれとして今週のガンダムSEEDアニメ感想をはじめたいと思います。 そういえば、ずっと書こう書こうと思って忘れていたのですが、フラガ少佐、OPでストライクに乗ってますか? OPで乗ってるということは、そのうちストライクは彼の搭乗機になるということですか? 本当なら、トールやキラ、ミリアリアたちに代表されるべき人々を守るために、誰もが武器を取って戦いに身を投じているはずなのに、気がつけばその守るべき人々が一番に犠牲になって消えていく。 イザークがかっこよかったです(いえ、初めからかっこいいですよ、彼は/笑) 「だてに赤を着ているわけではないんだぞ!!」 なんだかんだ文句を言いつつ、仲間を信頼しているからこその台詞だと思いました。 憎めないキャラですよね(^^) というか、艦長はイザークにとって上の立場ではないのでしょうか?イザーク、命令口調…。艦長気にした様子ゼロ。 と、このへんで前半部分は終わります。 書きたいこととか結構あったんですが、今回は前半部分よりもむしろ後半部分に力を入れるべき…というか、見所はCM開けてからの後半部分だと思うので(個人的に)。 まずはアスランとカガリ。 二人はこの二人って、似た者同士なんですよね。結局のところ。 ここでの二人の台詞は全部好きです。今週の台詞のベストです。でもいっぱいありすぎて書き出しきれません。なので、特にコメントをつけたいもののみ書き出しです。本当は全部の台詞に一個一個聞き入りたいです。そして最後の最後のキラの目覚めに次ぐ(あくまでも一番は最後の目覚めたばかりのキラ!!/笑)ベスト・シーンです。 「あいつは、俺が殺した。殺した、俺が…。脱出できたとは思えない。それしかもう手がなかった。あいつを倒すには」 どこか魂が抜けてしまったかのようなアスランがここで涙を流しました。 どうしていいのかわからないように。 今回のアスランは、始終そんな感じでした。 キラと、ニコルと。他のたくさんのかけがえのないものたちが失われていく中で、特に大切で尊い部分を締めていただろうキラを「自分自身」が消し去ったという事実が、彼の心さえどこかに運んでしまったように。 「でも、なんで俺は生きてるんだ。あのとき脱出しちゃったからか。お前が、俺をうつから、か」 けっきょく、このアスランの台詞は、彼の願望が込められている打と思います。 キラを殺したくない。キラを失いたくない。もう大切なものを失いたくない。 大切なものを失って、生きていたくない。一人になりたくない。失う痛みをもう味わいたくない。 けれど、死にたくない。 生きていたい。 それでも、生きること、生き続けるための大きな理由が、消えてしまった。 自分で自分が皮肉に思えてしょうがないのかもしれません。 こんな風な場面を、言葉に表そうとすること自体が、今の私ではとうてい無理であるとは知りつつも、少しでも何か言葉にしたかったのです。 おそらく…ですが、これがキラだった場合、キラはこうならないような気がします。 初期の頃の彼だったらそうなっていたように思われるし、こんな風になるような気もするんですが…何というか、今のキラだと、それでも誰かの前でそういう風にならない気がするんです。 なるとしたら、きっと一人になってで、今回、アスランがカガリに、カガリがアスランに感情をぶつけてさらけ出してというようなことをできぬまま、一人で沈んでいっちゃうのではないかと・・・(でもそうならないよう泣きもする。つまり、今回のアスランのようになる気もするのです。って、結局なにが云いたいんだか) カ「キラは、危なっかしくて、わけ分かんなくて、すぐ泣いて、でも優しい、いい奴だったんだぞ」 ア「知ってる。やっぱりかわってないんだな。―――昔からそうだ、あいつは。泣き虫で、甘ったれで、優秀なのに、いい加減な奴だ」 二人のキラへ対する意見は一致しました(^^) 切なく、けれど嬉しく、さり気ない笑いをもたらしてくれるのに、胸が苦しくなるような場面でした。 しかし…「わけわかんない」には笑いました。たしかに納得できるんですが、自分でもなぜ納得できるのかが分からないんですよね。なので、「どうしてそう思うの?」と、カガリに訊ねてみたいに気にもなります。 アスランの「甘ったれで、優秀なのに、いい加減な奴だ」は、スーツCDを聞いてるのと聞いていないのとでは、まったく感慨の深さが違うんじゃないかな…と。 カガリ「キラを知ってるのか?!」 オーブでキラがトリィに導かれてアスランとであった場面に居合わせてたので、なんらかの関係があるだろうと、感じ取っていたものだとばかり思っていました。 カガリ、キラとアスランが知り合いかもしれないとか、全然考えてもいなかったのでしょうか? なのでこの台詞にはちょっと意外な気がしてびっくりしました。 そしてアスランは答えます。 「知ってるよ、よく。小さい頃から、ずっと、友達だったんだ。仲、良かったよ」 哀しいです。 お互いに殺し合いをして、大切なものをお互いに奪って、それでも、まだ、二人ともがお互いを大切に思っている。 昔のそのままには決して戻れないけれど、それは初めからわかりきっていたことです。アスランの場合は、ザフトに入隊を決めた時点で分かっていたはずです。 失われたものはあまりにも大きくて、これから、きっともっと大きくなっていくのだと思います。 それでも、二人は変わらず友人だし、仲がいいことにも変わりはないのだと…お互いがお互いを誰より尊く、大切に思っているのだと…思い合っているのだと、ちゃんと知っていて欲しいです。過去形にして欲しくないです。キラにも、アスランにも。 キラが生きているのだとアスランが知ったとき、彼の心に去来するものがなんであるのか。 カガリ「それでなんで、なんでお前があいつを殺すんだよ」 アスラン「わからない、わからないさ、俺にも!!(以下長くて書いていられないので略)」 そうしなければいけない。 戦争を行うこと。敵を倒すこと。キラを討つことは、そう思い込んでしまっているだけなのかもしれません。 理由は、きっと簡単で、いろいろな思い、感情が絡み合い、縺れ合い、気がつけば複雑化しているように見えてしまって、けれど、いえ、だからこそ、理由が分からなくなってしまって、ただ、そう思い込んでしまって、転がっていくだけなのかもしれません。 「キラだって、守りたいもののために戦っただけだ!!なのになんで殺されなきゃならない。それも、友達のお前に!!」 「殺されたから殺して、殺したから殺されて。それで本当に、最後は平和になるのかよ」 カガリがきちんとその疑問に辿りついてくれていてよかったです。 キラが「戦ってもきっと戦争は終わらない」と以前に呟きましたが、彼が思っていたのは、つまりそのことなのだと思います。 自分が守りたい誰かを失って、守るために当面の「敵」を倒して、自分が殺し、殺される立場にいて。誰かを殺されて憎しみを抱き、悲しみを抱き、憤りを感じ、守ることを決意したキラには、自分が殺したことによって、自分が感じることとなった負の感情のすべてを、誰かが自分にも感じ、また誰かが戦うことを決意し、そうして戦争が続いていくその螺旋図が、はっきりと見えていたのだと思います。 戦うことでは何も解決しないと理解して、それでも戦うことしか見つけられないでいるキラが、これからどこへ辿りつくのか。なにを見出してくれるのか。 今から期待と不安を抱いて、これからもこの作品を見続けて生きたいと思います。 「守ってもらえ」と守り石をアスランに渡したかがりに、アスランは「キラを殺したのにか」と呟きました。それは、キラ(だけでなく)を殺した(人殺しの)自分が守られるべき人間ではないと、そう云いたかったのでしょうか? もちろん、その台詞にはそんな皮肉も含まれていもいるのだと思います。けれど、彼のこの台詞が、つまりは彼がここで、血のバレンタインの悲劇によって自分が戦争へ参加したこと、戦争を認め受け入れたことについて、もう一度考え直すべき転機にさしかかったのだと思いたいです。 アスランにとって、キラがそこまで大切な存在であったことに、不謹慎かとは思いますが、嬉しさと喜びを感じずにいられません。 アスランの、キラがいなくなったことで、まるで自分自身の存在すらもが消えてしまったかのような、魂の抜けてしまったかのようなその姿に、萌えないわけにはいかないのです。 話を戻し、カガリは「もう誰にも死んで欲しくない」と答えました。 それは、キラの、アスランの、たくさんの優しい人の、強い人々の「戦う理由」なんですよね。 それを思うと、戦争は本当に皮肉です。 食堂で。 「まさかヤマトがやられるとはねぇ」……「ヤマト」の部分に特に衝撃を受けたようです。 なぜ衝撃を受けたのかは分かりませんが、とにかくなんか衝撃的でした。 ミリアリア。 どうしよう…フレイみたいな目ぇしてる。 フレイ、ミリアリアに目ぇつけてる?同志を見つけた感じで? ディアッカについてはもうちょっと話数が進むまで語らずにおきたいと思います。 さてさて。 今日一番の見所をお話したいと思います!! 眠り姫=キラが目覚めました。 オーブがすぐに捜しに来たはずのあの状況で、なにがどうなってキラはプラントにいるんですか? 瞬間移動?!そんなばかな?!! まあ、それはおいおい分かるだろうことだと思われますので置いときます。 そんないろいろなことを置いてもなお心が歓喜するほどに、ラクスが美人に描かれ(個人的に今回のラクスの衣装が好きでした。逆にアスランが…/苦笑)、そしてそれ以上にキラが美人にお姫様に描かれていたので(心震えるほどの歓喜とはこういうことを云うのですよ!!!) あんなにラクスがキレイに描かれているにもかかわらず、キラがお姫様でラクスが(眠り姫を目覚めさせる)王子様に見えるってどうよ?!私!! っていうか、なんで庭園(?)にわざわざベットだけが置かれているのですか? なぜキラをわざわざそこに寝かせているのですか?!! しかも全面硝子張り!!!!(←さり気なく重要) キラの瞳がゆっくりと開いていくそのシーン!! そしてその後のまだ完全には目覚めきっていないキラの表情!!!!! 素敵です。 素晴らしすぎます!!! なんだか誰に云ってるのか自分でもよく分からないけど、とにかく声を大にして云いたいです。 …―――ありがとぉう!!!!(感涙) これはあれですね。絶対にラクスによるお姫様キラのコーディネイトです。むしろラクスの趣味です。これからキラはラクスの手によってますます麗しく、そして儚く美しいお姫様へと〜…って、いい加減にしろ私って感じですね(汗)。 たったあれだけしか出てこないキラにこれだけ狂喜乱舞して延々と書き続けられるとは…。 まだまだ書けそうですってか書きたいです。むしろ叫びたい(爆)です。 上の方にあるアスランとカガリのご対面よりも先に書いたんですよ、実は。 今回の回は、きっと後々何度見てもすごく印象深い、考えさせられる回になるだろうと思います。 特にアスランとカガリの初対面、初対談(?初じゃないけど)のシーンはすごかったです。 悦です。 二人がキラという存在を媒介にして、自分たちの抱える戦争への、現状への、現実への憤りを、心からぶつけ合い、涙を流しているからだと思います。(キラが語られてるからだとも思います) 次回もすばらしそうで、いまからわくわくしております(何より作画がキレイで…)。 ああいうふうに、いろんな人が壊れるのは、それはそれで話的には好きなのです。 壊れたまま終わって、救いも成長もないのは嫌ですが…。 今回見始めたとき感想書けるか不安だったのですが…長くなりすぎましたね。気がつけば(汗) ここまで読んでくださってありがとうございました。 短くコンパクトにまとめられなくてすみません〜。 |
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32 | 「約束の地に」 | 2003/05/17 |
最近(当初から?)ちょっと無意味に感想が長すぎる気がします。なのでできるだけコンパクトにまとめられるようにがんばろうと意気込んでみたり。 前回の回想。 ラクス美人vv キラ麗しいvv この二人に惚れました(笑) 地球軍上層部。 はてしなく、救いようがないほど腐ってる…気がします(今までのを見る限りにおいて)。 「青き正常(清浄?)なる世界」ってなんなんでしょうか。そんなものはどこにもなく、どこにでも存在しているのに。 今回の彼ら会話で、少なくともこの人たちは誰かを守るために戦っていることは決してないといえるでしょう。キラのように、どこかで誰かが死んだことに、誰かを殺さねばならなくなったことに、誰かを殺し、誰かがなくなり…そいうことから、かなしみから必死で何かを守ろうとたたかった人々(彼らには自分の手の届く範囲しか守ることはできなかったけれど)に対して、云う言葉がそれだけなのでしょうか。 今回のこれら地球軍アラスカ基地上層部の方々の台詞と対極をなしていると思われるのが、最後のサイの台詞です。 「おれも、かなしい」(サイ) 今回もっとも戦争の根源をついていた言葉だと思いました。 ポイントは「も」。 かなしくない人なんて、どこにもいない。 かなしいのと楽しいのが一緒に訪れることは、基本的にはないと思います。それはつまり、そこにはかなしみだけがある。 つまりはそれが戦争で、それを生み出したのが地球軍上層部の方々が仰っておりましたこと。 コーディネイターには敵わないのですか?ただの僻みで、これだけのかなしみを生み出しているのですか? 情けない。 人はその程度のことしかできないのでしょうか。本当に? 誰もを愛せるその心で、誰もを厭うことができる人間は、けれどどちらかといえば誰かを厭う方が簡単なのでしょう。 ニコルのお母さまが泣いていました。 キラもミリィも誰もが泣いて、かなしみを上回る、もしくはかなしみによって生まれたなにかの衝動が、またかなしみを生もうとする。 かなしすぎて何も見えなくなりそうな中で、けれど一生懸命にその瞳を開いて前へ前へ進もうとしている「子供たち」(キラ、アスラン、ミリアリア、サイ、フレイや他の人々)は、分裂しつつある評議会員たち、地球軍の大人たちなどより、よほど強く、健気で、立派です。 フレイは本当はサイが好きで、それは知っていたはずだとサイに詰め寄りました。 自分の気持ちを偽り、かなしみを紛らわせようとするフレイに、サイはあくまでも自分の気持ちをきちんと認めるように求めました。 「あいつ、やさしくて、だから、そういう奴だから」 サイはキラのことをそう語りました。 優秀だからとか、コーディネイターだからとか、そんなことは実は本当に些細なことで、それはキラを現すのにまったく薄っぺらな表面の一部でしかなくて、ただこんなにもかなしいのは、とにかく彼らが自分たちの友人で、自分たちは彼らの友人で、彼らにとって自分たちは友人だった。大切で、かけがえが無い存在だった。だから、かなしいのだと。 やさしいから。 コーディネイターであるかどうかなどで、なぜ憎めてしまうのか。ただやさしい彼だからこそ、自分たちは彼を憎むことなんてできないし、彼にだけかなしみを負わせることもできないし、彼がいないことが、今、こんなにもかなしいと。 父親が死んで独りぼっちになったかなしみを、フレイは一度復讐に駆られることで逃げようとし、けれど今回、サイはそんなフレイのかなしみからの逃避を許さなかった。 ミリアリアはかなしくてかなしくて、けれど「みんな死んじゃえばいい」というフレイの言葉に涙を流しながら反対した。 フレイにとって、コーディネイターは自分にかなしみばかりあたえる存在であるのかもしれない。 ミリアリアにとって、みんなが死んでしまうことは、誰かを守るために、キラが一人で戦っているのを見ていれなくて、結果死んでしまうことになったトールを否定すること、トールの死を無駄にすることであるのかもしれない。 もしくは、そんな難しいことは何一つなく、ただ咄嗟に体と心が反応しただけかもしれない。 二人とも。 というか、ザラ評議会議長…か(鼻で笑う感じ?) 勲章、特務隊へアスランも移動。むしろその方がいいかもだけど…。 ラクスの服かわいいvv ベット。やはりそうか!!ラクス!!気持ちがいいなんて建前でしょう。 ラクスの手によってキラがお姫様にコーディネイトされるのは冗談でなく願ってたり(笑) 神父。お前はつまり誰なんだ。 SEEDを持つもの…ってなにさぁぁぁああああ!!(SEEDが始まってからひたすらに知りたいことは、つまりこれに集約されてしまうかもしれないほど重要なことです=なかなか明かされない確立大) さてさて。ラクスですよ、ラクス。 「どうしようもなかった。ぼくは彼の仲間を殺して、アスランはぼくの友達を殺した。だから…」そう独白するキラに「それは仕方のないこと」だと云う彼女。それはキラたちとは違い戦場から離れたところにいるからこそ、物事の事実を冷静に正しく分析し、第三者として口にすることができるのだと思います。 「二人とも敵と戦った」キラはその答えに辿り着いていた。 けれど、答えが出ているから納得できるかといえば、そうできないのが現実で、ラクスは戦場という現実の中にいないからこそ、キラやアスランたちに物事の「事実」だけを冷静に問うことができるのだと。 そういう存在はとても大切だと思います。 彼女の冷静な分析と、本人の答えを本人に導きさせるその言い回しが、戦場にあってただ事実だけを受けいることをするには、あまりにも心の揺れ動くものたちにとって、頭を冷やさせてくれる…とでもいうのでしょうか。 そんな存在になるのではないかと思います。 今までキラには本当に時間が必要でした。 いろいろなことをきちんと受け入れる時間が、いろいろなことを考える時間が、いろいろなことから立ち直る時間が…とにかく時間が必要でした。 それはキラに限ったことではありませんが。 そしてそれと同時に、何も考えない時間も、キラには必要でした。 それを、ラクスの元で得られるといいな…とか、私は思ったです。 しかし…あとからこれ読み返すと、いろいろ見当違いの自分勝手な思い込み方が数多くあって、恥ずかしくなりますね。 それでもしつこく長々と書くしかないのだと悟り始めた今回。 最後に一言。 中盤に差し掛かるまで、ディアッカのこと忘れてました。ゴメン(汗) あー…なんというか、今回の地球上層部ムカつきました。ザフト評議会も。 むしろ腹黒なまでに微笑んだキラやアスラン、サイやミリアリアといったすてき子供たちに、ギャグの如く無残で無様に殲滅されてほしいです。 |
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33 | 「闇の胎動」 | 2003/05/24 |
OP前の総集編はどれもこれも緊迫していて、先週の回がどれほどすばらしいか改めて実感。 OPに出てくるラクスはカガリたちどの女性たちよりも純粋でぽけぽけして見えるのに、実際の彼女は誰よりも大人で冷静って、どうですよ。 先週の回想見た後だから、余計にそう見えます。 フレイ。 「あんただって憎いんでしょ。トールを殺したコーディネイターが」 やっぱり、彼女は自分のことしか考えられていないのでしょうか。大切な人を殺したコーディネイターが憎い。だから殺したい。 その思いと共に、自分が殺した誰かのために涙を流し、自分を憎む「誰か」を思い、その対立する心に、キラや、他の誰もが、責められ、苛まれ、涙を流して苦しんで、それでも立ち上がっているのに。 自分のためにしか、彼女は涙を流せないのでしょうか。 ミリアリア。 「違う。私、違う」 やっぱり、彼女は強いと思いました。強くて、優しくて。 本当に、いい子で。 誰がなんと云おうと、やっぱり彼女がヒロインです。 カガリもラクスも太刀打ちできないです(別に今日思ったことではないです。当初から思ってたことです。というか、私はどうもカガリに強さとかヒロイン性を見出せないです) ディアッカ。 小さな軽口は、あるいは自分を奮い立たせるものであったのかもしれません。 敵軍に囚われている状況が、楽観視できるものだとは思っていないはずです。 誰かを傷つけようと思ってなくても、それでも、誰かが傷つくこともあるのだと、誰かを傷つけたのだという事実を目の前にして、「本当に」目の前にして、何を思ったのでしょう。 「傷ついた」誰かを見て、悲しみと憎しみと、それでも立ち上がろうとする姿を見て、何を思ったのでしょう。何を思うのでしょう。 (トールを)殺したのは自分では無い。 せめてもの、自分への慰めだったのかもしれません。自分が、直接「彼女」を悲しませてなどいないと、誰よりも「自分」に、言い訳した言葉だと思いました。 トール。 彼もいい子です。最後まで、キラの友人であり続けていてくれました。 最後まで、ただ人を人として認識することのできる人でした。 こういう人ばかりなら、コーディネイターが生まれようが遺伝子操作がこれから先さらに進もうが、ブルーコスモスみたいな「バカ」の起こしてくれた事柄やらなにやらが起こらなかっただろうと思います。 地球軍のお偉方(もはや何も云うまい的なほどにいやな感じ。代表はウィリアム・サザーランドたいさぁでしたっけ?どうせ自分に能力がないから嫉妬してるだけなんですよ。見た感じ。ああいう人は、絶対に「自分だってコーディネイターだったら…」とか思ってるんです。でも人柄はコーディネイターかナチュラルかなんて関係ないですからね。能力を持って生まれても、ああいう人は永遠に「もし…」ばかりを言葉にして、自分の能力の無さ、心の狭さの言い訳をして、自分の浅ましくて小さい心の持ちように対する自己嫌悪を慰めるんです。それがさらに醜いということに気づかないで努力もしないまま←酷評) やっぱり彼ら嫌いです。 歴史(過去)にもしもはないんですか。「もしも」の仮定ばっかり喋り捲ってくださってますけどね。もしもキラがコーディネイターではなくて、ストライクに乗らなくて。そうすれば、今頃地球軍はおしまいで、キラも幸せだったかもしれないのに…(ハァ…←溜息) 脅威的なコーディネイターと戦っていて、追い詰められてるんですか?(鼻で笑ってやりたい/笑) だったら、はじめから戦争なんかしなければ良かったのに。 「奴らがいるから世界が混乱する」 お前らみたいなのがいるからだろうが!!!―――と、叫び返してやりたいです。 サイ。 がんばって欲しいです。 彼も、コーディネイターとかナチュラルとか、あんまり気にしないで、人を人としてみることのできる人だと思います。 ただ、キラとの間にはフレイがいろいろしてくれたおかげで、少しわだかまりができてしまったけれど、それだって、別にコーディネイターがどうというのではないと思います。 ただ、何もできないことが、ひどく悔しいのだと思います。 能力に嫉妬してるというよりは、自分の力のなさに憤ってる感じに思えました(似たような感じに聞こえてしまうかもですが、羨望と渇望は違うです。なので、羨望して手に入らないことに対する苛立ちと、渇望して手に入らない苛立ちは、まったくことなる感情だと思っています) カズイ。 卑屈で臆病で。普通の子なんですよね〜。 好きにはなれませんが、嫌いきることもできなんですよ。 だって、いきなり戦争に巻き込まれたら、実際問題怖いでしょ? でも、ちょっとは見栄もあるし、友達を思う気持ちだって本当なのには変わりないから、自分だけ安全なところで悠々と寝て起きてなんてできないし。 でも、できれば安全なところにいたい。 普通の子です。 ラクス。 もしかしたらSEED内でもっとも狡猾なキャラかもしれない…。狡猾さと純粋さは同居するとああなるんですね。 カガリは単純直情型。ラクスは天然計算型? なんか何もかも知ってそうで怖いです。 ―――まだここは平和で、ずっとこんな時間が続けばいい。 そのために、絶対彼女は何かしら行動を起こすような気がしてなりません。 キラ。 やっぱり姫だ。ヒロインとは違うんです。 「姫」なんです!!!!(←他に感想として云うことがあるだろうよ、自分/呆) 次回予告。 キラがザフトの軍服を着る日が来るとは思わなかったです。というか、これで「フリーダムガンダム」を手に入れるのですか? 語呂が悪いからこそつけられた名前だそうですが、慣れるとけっこう平気そうですね。だんだん違和感がなくなってきました。 |
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34 | 「まなざしの先」 | 2003/05/31 |
スーツCD3より、やはりラクスは天然であると発覚(いまさらですが) キラも天然。ラクスも天然。 アスランも大変だ。 さて今週は麗しきキラ(服装がけっこう好き)とラクス。アスランとイザークのすてき友情より始まりましたSEED。 イザークが微妙な格好良さを見せつつ、それでも何か脇役のような扱いというなんとも微妙な役回りを演じてくれましたが…彼が彼らしくて嬉しかったです。にやりと皮肉な笑みを見せてイザークが動いてくれるとたいそう嬉しいのです(笑) でもちょっとそれについては語らないかと思われます。 ムウとフラガの関係とか、二人が地球軍本部で何を見たのかとか、SEEDとはいったいなんぞやとか、盲目のあの方は突然現れて出張りすぎとか怪しすぎとかいろいろありますが、どうせ話が進まないと何もわからないんだろうからもう今回は叫びも問いもしないでおこうと思います。 ついでに最後に攫われたっぽいフレイについてもどうでもいいです(だってキラがあんなに成長してるのに、フレイってば基本的に何も成長してないんだもん。←少なくとも私にはそう見えるんだもん) 私的今回のサブタイトルは「むしろ永久保存版。」 ああ、何から書いていいのでしょうか。 嬉しすぎて、楽しすぎて、わくわくしすぎてて、どこから手をつけていいか分からないです。 なので、まず全体の感想からいこうと思います。 ぶっちゃけ前半はそんなに萌えるようなところもないし、結構のんびり話が展開してるかな〜とも思ったのですが、何ですか、後半の話の展開の楽しさっぷりは!! キラへの愛情が大爆発して嬉しさのあまり小躍り状態ですよ!! ああ、第三クール目に入ってからキラが可愛くて格好よくてきれいに描かれてるだけでも嬉しすぎるのに…あの成長っぷり。 贔屓キャラがかっこうよければそれでいい私にはたまりません。 感想なんて「言葉」じゃ終わらせられないです!!!(他に語る術がないのが悔しいです) 今回はキラが完全復活、第一話からずっとキラの心の中にあり続けただろう心の靄のようなものが完全に晴れ、いろいろな意味で本当の成長を遂げた回だと思います。 なので余計に嬉しい。 「不思議だなって、思って。なんで僕はここにいるんだろうって思って」 どこにいたいのか、わからない。どこにいていいのか、わからない。AA(地球軍)には大切な友人がまずはじめにいて、けれどマリューやフラガやナタルといったこれまで行動を共にしてきた人たちもが今はいて。 プラントにはアスランやラクスがいて。 オーブには両親やカガリがいて。 キラにとって暖かいところは、世界に満ち溢れていて。けれどそのすべてがキラを痛めつける茨の棘にもなる。 自分がどこにいて、どこに向かっているのかが分からなかった今まで。 自分がどこにいたくて、どこに向かいたいのかが分からなかった少し前。 自分がどこにいてよくて、どこに向かうべきなのかが分からない今。 それが、この回の終わりには、キラは自分で答えを見つけます。 自分の行くべき場所、 「僕は、行くよ」キラが涙を流して、それでも微笑んで言います。 「地球へ戻らなきゃ。」 そんなキラに対して返すラクスの台詞は、本当に切ないものです。 「あなたが一人戻ったところで、戦いは終わらない。」 それはたしかにその通りで、その言葉を語ったラクス以上に、キラには身にしみて感じていると、理解しているのだと思います。 「でも、ここでただ見ていることも、もう、できない。」 「何もできないって云って、何もしなかったら、もっと何もできない。何も変わらない。何も終わらないから。」 だからこそ、彼は云うのでしょう。 「戦っても、きっと戦争は終わらない」 キラはカガリに云いました。それは間違ってはいないと思います。けれど、何もしなくても、何も終わらない。 そして、今はあの時は戦うことしかできなかった。 再び地球へ行くことを決意し、何もしないでただ見ているだけという状態を放棄し、自ら立ち上がり、「何か」をしようとすることこそが、何かを終わらせることができるのだと思います。 一人じゃ何もできないかもしれないけど、一人で何もしないでいることもできない。 何かをしようとすることが、何かをさせて、何かをすることが、何かへ繋がっていく。たとえば、それは終わりに繋がり、たとえば、それは新たな出発に繋がっていく。 「またザフトと戦うのか。次は地球軍と戦うのか」 訊ねるラクスに、キラはただ首を横に振り答えます。 「僕たちは何と戦わなきゃならないのか、少し、分かった気がするから」 それは、かつてラクスがアスランに問いかけたことでした。 何と戦うのか。 何と戦わねばならぬのか。 キラは、誰かと戦うこと、アスランと戦うことを悲しんでいました。 けれど、今のキラには、アスランと戦うとか、ザフトと戦うとか、そういう「誰か」と戦うという概念はないのではないかと思います。 だからといって何と戦うのか、と問われても、それは言葉にはしにくいのですが…。 少なくとも、「誰か」ではなく「何か」なのだとしか、私の中に常にある、あやふやで形を成さない答えを言い表す術は、今の私にはありません。 そしてキラのザフト軍服姿。 「ラクス・クラインは平和の歌を歌います」とか云っているときの表情と、車の中でキラにザフトの敬礼の仕方をキラに教えてるときの彼女のギャップが好きです。 無邪気に敬礼を教えているラクスに(というか、ハロと戯れているラクスに)平気で付き合えるキラは、大物なのか天然なのか。スーツCDを聞く限りでは天然ですよね。 天然に物事の核心をつきまくり、本能で物事の本質を見極めるまっすぐな心をもった最強の二人が揃いましたよ!! この回で俄然キララクのファンになりました(アスキラはアスキラでかわらずに好きですが) ラクス好き。 カガリはそうでもないです。 ミリアリアははじめから好き。 キララク〜(この二人は天然で最強で突っ走って欲しいです。アスランとかAA上組員とかの周りの人たちをその天然さで呆れさせたり呆気にとらわしたり、引っ掻き回してほしいですね〜。しかし…それでもなお、キラは受けだとしか思えない(むしろ攻めだとは絶対に考えられない)私に、キララクを語る資格があるのかどうか甚だ微妙微妙。) 「思いだけでも、力だけでもだめなのです」 思いだけで何ができるのか。とは、キラがカガリに放った言葉でした。そのときのキラが見つけられなくて彷徨っていた答えが、つまりこれなのだと思います。 「思いだけでも、力だけでも」 何度も繰り返されるその台詞を噛み締め、その思いを胸に抱いて、その力を受け取って。 キラはこれから本当に、ただ流されて選ぶのでもなく、何かに重圧されて選ぶのでもなく、本当に自分で選んで、ガンダムに乗り、飛び立ったのだと感じました。 「君はだれ」 「わたくしはラクス・クラインですわ。キラ・ヤマト」 この会話が、キララクへ向かうに当たってのポイントである勝手に見ています。 ここではじめて、二人の関係が今までのものからはっきりと変化したのだと思います。 新しく出会い直した…っていう感じでしょうか?(なーんか云いたいこととニュアンスが違うような気がするんだよな〜この言葉だと) でもって最後!!!! キラすげぇ!!!!!!!!!! もうサブキャラパイロットみんな呆然ですよ!!やっぱりキラは天然だ〜!!(ここで天才と云うとそれはやはり何か違うのです。キラには天然の方がしっくりきます。アスランだと天才。天然はあんまりしっくりこないです。あくまでも私の中で) ちょっと本筋から外れた萌えポイント。 フリーダムに乗り込む前に、キラがラクスへ向けて云った台詞の一つ。 「気をつけてね」 です。 「ね」の部分がキラ〜vvというかんじで、私の腐った心をきゃらきゃらと萌えさせたのです。 その他いろいろ(主に前半のこと)。 フラガ。カリフォルニアで教官。 やっぱりフラマリュ好きvv実際に何かをするとか見るとか読むとかはしないけど、あればあったでかなり嬉しい。 クライン邸にキラ滞在中の現在。アスランがラクスに連絡とるでも会いに行くでもいいからなんかすれば、キラと再開できるのに!!(歯痒い〜) しかも最後はすれ違ってましたね。 アスランはあそこで何を思ったのでしょうか。フリーダムを見てキラを感じた(脳裏にキラの姿がよみがえるくらい。理性で考えるのではなく、直感的に思い浮かべてしまう感じ)のかな〜(ファン的にはかなりそれを望んでいるのですが)。 オペレーション・スピットブレイク。 パナマからアラスカへ降下地点目標を変更。地球軍本部を一気に壊滅。 はじめからそうしてりゃいいのに…とか思ってしまった私はただ単純なだけですので理路整然とした理由で叩かないでください。 ここでのイザークが輝いて見えました(笑) ナタルさんだけ行き先違うところ。 やっぱりナタルさんもちょっと寂しそうです。しかし…なんかナタルさんが死にそうな別れに見えたんですが…。 い、いくらなんでも…死なないよね?(汗) ちなみに毎週のこの感想。 母の機嫌を低下させて(食事に呼ばれても行かないから)書いてます。 だいたい1時間半から2時間半くらいで書き上がるかな? |
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35 | 「舞い降りる剣」 | 2003/06/07 |
な、何を書けばいいんだ…今回は。 見終わったばかりで、キラの格好良さばかりが胸の中で湧き立ち踊り狂って微妙に興奮状態であり、にもかかわらずどこをどう突っ込んで書いていいのかまたっく見えてこない今回に、冷や汗だらだらで呆然としております。 むしろキラの素敵さばかりを言葉を尽くして十ページ分くらい書きたいのですが、はっきりいってただ「かっこい〜!!!!!!」と、叫ぶことしかできません。 そしてまた、それこそがもっともこの気持ちを伝えるに相応しいものなのだとも思います。 書いて書いて書きまくって叫びだしたくて仕方がないのですが、それでも、ただ一言にはかなわないかと。 そんなわけで。 キラ、素敵だ〜!!!!!!!!!! はじめてこんなことしましたよ。 今まで行間空けたり、ちょっとだけ文字大きくはしてみたような気もしますが、ここまで文字を大きくしたのは今回が初めてです。サイトはじめて、小説や感想や日記、詩などと様々に文を作ってきましたが、本当にはじめての試みです。 私の雄叫びは伝わっていますでしょうか。本当はもっと大きくしても良かったのですが、どうやらこれが限界のようなので、このサイズです(笑) さて、感想を書くための全貌が見えてきましたのではじめたいと思います。 いきなり戦闘から始まりました今回ですが、なんかイザークが面白くて(笑)本当はとても優秀なのに、今までキラのストライクのためにあっけなく撃ち落されていたために、妙に戦闘シーンではヘタレてばかりの彼でしたが、ちょっと余裕でやる気があるんだかないんだか見たいな今回の彼こそが、本来の彼の姿なんですよね!!きっと(笑) 「バスターとは違うんだよっ」の言葉には、ディアッカ立つ瀬なしじゃん!!とか思って心持ち腹を抱えてみるような?―――たしかAAに載せられたままなんですよね? 助かってよかったよかった(笑) しかし、前半はキラがなかなか出てきてくれなくて物足りなかったです。 最後ED直前に颯爽と現れて終わったらどうしよう…せめてCM開けの後半には出て欲しいんだけど…とか不安と共に前半を見続け、まさにAAが撃ち落されようとしたそのとき!!!! スローモードに入り、絶対にここでキラとフリーダム登場するよ!!あのMSを撃ち落してAAの前に姿を現すよぉ!!!!! と、思わず画面を食い入るように見入ってわくわくしていたら、思った通りにキラ(&フリーダム)登場!!しかも登場の仕方まで予測通り!!!!!! でも格好好いからなんでもオッケェェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(今日飛ばしまくり。てんぱり過ぎです/苦笑) 司令部がAAおよびユーラシアの部隊を切り捨てました。これがAAが地球軍を抜ける複線とかになったりするのでしょうか(ナタルさんもそれを知って地球軍を見限ってくれたら嬉しいな)。 っていうか、やっぱりフラマリュ好きだな。 にしても、いつからフラガ少佐は「不可能を可能にする男」だったんですか?そんなのあったけ? 仮面(もう奴は仮面で十分です)。 イザークにメインゲート側を応援して欲しい…って、メインゲートに行ったら…内部に入っていってもですが、危険なんじゃ……。 なんで地球軍に指令部がやろうとしてることを知っていながら、何も指示を出さないのですか。 イザークも喜んでお礼云ってる場合じゃないって。あんたおもいっきり駒にされてるよ…。 イザークのおまぬけなまでの純粋さに、心が和みます。 っつーか仮面はなんでフレイを持ち帰ったんですか? サイクロプス。 あれは…なんなんですか……。 もっと普通の爆発が起こるのだと思っていました…。 あれは…地球連合軍は、どこへ向かおうとしているのでしょうか。そして、それを知りながら憤激も見せない仮面。彼もまた、どこへ向かおうとしているのでしょうか。 連合軍(むしろ地球っていうかナチュラルすべて)と仮面(と、アスパパっていうかキラを除くコーディネイターすべて)が、どこまでかっこうよくなったキラにがつんと一発根性を叩き直されることを切に希望します(キラ至上主義の感情によったための極論に走ってます)。 というか、心境的には「連合軍の司令部消えろ!!」です。 極論であり、そんな風に終わるべきではないことは分かってても、心情的にはそれですね。 「はやく平和になって(むしろキラを幸せにして)よ〜(切実)」って感じです。 AAがデュエルとの戦闘に突入。 キラ!!はやく、地球について〜!!!と、両手を組んで祈りつつ。 ここからはキラがアラスカに到着してからの場面(キラの素敵さを再び)について語りたいと思います。 初めの頃から何一つとして変わらず、しかしあのころとは比べることもできないほどに自分の意思を、決意を固め、進むべき方向を見出し始めたキラの声が通信機越しにAAに響いたとき、胸が詰まりました。 あの距離から銃だけを撃ち落し、さらにあのスピードで羽(?)だけを切り落とす神業を見せつけてくださったキラ。惚れ惚れ。 種が割れても人格が壊れることもなくなりました。むしろより冷静になってる気がします。 フリーダムの四方八方一斉射撃を見たときは笑いました(^^)なんでもありですか。 イザークの「くそっ、なんだよ、あれわ!!」の台詞は、まさに周囲のいろんな人の心情を的確に表している、あの場にもっとも相応しいものだと思われました。最高ですよ、イザーク(笑) マリューさんから「サイクロプス」とアラスカ基地放棄を知らされたキラの行動。 「わかりました。―――ザフト、連合、両軍に伝えます。アラスカ基地は、まもなく、サイクロプスを作動させ、自爆します。両軍とも、直ちに戦闘を停止し、撤退して下さい。繰り返します。アラスカ基地は、まもなく、サイクロプスを作動させ、自爆します。両軍とも、直ちに戦闘を停止し、撤退して下さい」 この言葉遣い好きです。 キラがすぐに下した判断。 デュエル(イザーク)が一般人の乗った脱出シャトルを撃ち落したことを脳裏によみがえらせながら、それにより沸き起こる憎しみ、憤りなどの感情でしょう―――を、押し止めて、彼に逃げるように促します。促し方には容赦がありませんが(デュエルを思いっきり蹴りつけてます。デュエルは戦闘のたびにキラに足蹴にされています)。 私憤を捨てて、敵味方の垣根を越えて、キラは「ただ守りたい、助けたい」というその基本的な理念に辿り着き、立ち戻り、見つめ直し、決意を固めたのでしょう。 一人でも多く助けたい。 一人でも多く守りたい。 一人でも多く救いたい。 少しでも犠牲を無くしたい。 自分にできることを、自分にできる最大限のことを、キラは、「自分のしたいこと(やりたいこと)をやる(選びとる)」ことを選んで、戻ってきました。 自分の行動を自分で選び取る決意を、自分できちんと見つめること、目を逸らさないことを決めたからこそ、それがどういった結末を迎えても、キラは憤りはしても、もう壊れないし、ただ悔やんで泣くだけであることはないと思います。そうであって欲しいと思っています。 一皮も二皮も剥けてますますかっこうよくなったキラに、これから期待大なゆうひです(そしてキラの行動によって、イザークにもまた成長してほしいと願っています。血気盛んに飛び出すだけ(彼にも彼なりの理念はあるとは思っていますが)でなく…)。 「私憤を捨てる」と先ほど書きました。 ユニウス7の悲劇を戦う理由にしているコーディネイターたちには、ぜひともそのキラの姿勢を見習ってもらいたいです。 特にアスランには…。 どこかで捨てないと、本当の意味での未来へは、歩き出せないと思うのです。 しかし…アスランはまだまだヘタレです。 いったいいつになったら復活(?)をとげてくれるのでしょうか? キラやラクスにおもいっきりおいてかれてますよ…(たぶん) 次回予告。 ラ、ラクス…ですよね?(その衣装に目が点) |